夢の中でふわふわと浮遊している時に

障子

 

これは、昔々のNG5が全盛時代のことです。

 

NG5|参考

1988年放送のテレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』の主要登場キャラクターに声をあてた男性声優5人によって、1989年に結成された声優ユニットである。(Wikipediaより引用)

 

私は関西在住ですが、同人仲間と「東京のイベントに行こう」という話になりました。

 

東京の大手さんとの交流もあるとのことで、とても楽しみにしていました。

 

しかし、前々から経過観察していた筋腫が体調を害するようになり、手術を受けることになりました。

 

1週間入院し、退院後も1ヶ月間は自宅安静が必要です。

 

なので、残念ながら不参加となってしまいました。

 

「また次は行こうね!」と言っていただき、イベント当日には手術も無事に終えて自宅でうつらうつらとしていました。

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行きたさのあまり生霊を?

うつらうつらと、「もしもイベントに参加していたら今頃どうしているのだろう・・・」などと考えているうちに、夢の中でふわふわと会場を浮遊している状態になりました。

 

購入した同人誌がパンパンに詰まった紙袋を下げて会場を歩き回る自分の姿や、会ったことのない東京の大手さんや沢山の人たちを想像しました。

 

そのうち歩き疲れたので、早くみんなの所に戻って休みたいと思いました。

 

ただ、みんなが和室に集まっているのが見えたので「早く行かなきゃ!」と思うのですが、和室を囲む障子を通ることができません。

 

私は何故か和室に入れないのです。

 

和室をL字型に囲む障子に遮られ、廊下をうろうろするだけでした。

 

そこで、ふっと目が覚めました。

 

夢だったと気づいてほっとするよりも、和室に入れなかった焦りと苛立ちが頭の中に残っていて不快でした。

 

数日後、イベントに参加した友達がお見舞いに来てくれました。

 

土産話をたくさん聞けて、とても楽しいひと時でした。

 

ただ、後日に再び会った時、少し怖い話を聞かされました。

 

なんでも、イベントの翌日に大手さんと昼食会があり、和室にみんなが集まって食事が始まりかけた時、和室をL字型に囲む廊下を誰かが通ったそうです。

 

しかし、人が入って来ることはなく、不審に思って様子を伺っても廊下は無人だったそうで・・・。

 

その場にいたうちのほぼ半数の人が、「障子を開けてある隙間から人が通るのが見えた」、「両手に荷物を提げた着物姿の女性が通った」と言っていたとのことでした。

 

私は、母が遺した着物をよく着ています。

 

人と出掛ける時やイベントには洋服で参加しますが、一人の時は着物です。

 

友達はクリーム色の着物を着た人影をはっきりと見て、「○○ちゃん(私)の振り袖だ!」と思ったそうです。

 

とりあえずその場は「お店の従業員だろう」ということで収まったようで、実際にそうだと思います。

 

他のお客さんかもしれません。

 

ただ、この幽霊話は今も時々思い出されては、「○○ちゃんの生き霊か?」とネタにされています。

 

真相は分かりません。

 

ちなみに障子の向こうの廊下は、その先で行き止まりになっていたそうです。

 

(終)

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