美人すぎた幽霊に思わず口説く

同級生の入居したアパートで、

不審な現象が起こるという話を聞き、

 

男3人、女2人で、

泊まりに行きました。

 

一般に、幽霊というのはシャイで、

 

一見さんが来ると現象が起こらない

と聞いていました。

 

が、

 

夕方に部屋を尋ねた途端から、

微かなラップ音が。

 

夜半には、

扉の開閉が起こりました。

 

眠ると金縛りに遭うと聞いたので、

面白がって全員で眠る事になりました。

 

そして、金縛りが起こったのです。

 

怖くてギュッと目を瞑ったのですが、

こじ開けられるように瞼が開く。

 

壁の前に佇む、

 

半身が潰れた様な姿の

恐ろしい女性が目に入りました。

 

どのくらいそうしていたかは分かりません。

 

恐怖と金縛りで硬直している

私達の耳に、

 

「美人だ・・・」という

呟きが聞こえると、

 

信じられない事が起こりました。

 

男の子の一人が急に立ち上がると

幽霊の前まで行き、

 

名前や年齢を聞き始めたのです。

 

幽霊はビクッと体をすくませると、

怯える様に消えていきました。

 

幽霊が消えると体が動かせるようになり、

電気を点けました。

 

全員が、壁の前に立ちすくむ

男の子に詰め寄ります。

 

全然怖くありません。

 

「・・・消えちゃった。

くそっ、少し強引過ぎたか?」

 

「・・・いや、そういう問題では

ないんではないかと・・・」

 

「潰れてない方の顔見たろ?

めちゃくちゃ美人だったぞ!」

 

「いや、気が付かなかった・・・

って言うより、

 

普通、潰れてる方しか

目に入らんと思うぞ?」

 

「うん」

 

 

「質問があるのだけれど。

T君、どうして金縛りが解けたの?」

 

「いや、美人だったし・・・

必死だったし・・・。

 

気合かな?」

 

T君は数日間、

友人宅に泊まり込みましたが、

 

彼女は現れなかったそうで、

 

それ以降、友人宅に

幽霊は出なくなりました。

 

(終)

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