空き家の窓から見つめる女

小学4年の時、

 

友達に漫画を借りる

約束をしていて、

 

学校の帰りに

友達の家へ寄った。

 

友達の家の前で、友達が

出て来るのを待っていたら、

 

向かいのボロい平屋の窓に・・・。

 

カーテンの隙間から、

 

若いのか年配なのか

分からないが、

 

長くてボーボーの髪をした

痩せこけた女が、

 

うつろな目で俺を見ていた。

 

最初は気のせいかと思ってたが、

ずっとこっちを見てる。

 

しかも、

 

その窓の位置が目の高さと

同じくらいなもんだから、

 

余計に気持ち悪かった。

 

友達が出て来たら、

サッとカーテンを閉めた。

 

その後も何度か

友達の家に行く度に、

 

その女を見た。

 

友達は何も言わなかったから、

 

ちょっと頭のおかしい人なのかな、

くらいに思っていた。

 

その友達とも、

 

クラスが替わってから

遊ぶ機会も無くなり、

 

家にも行かなくなったが、

 

何年か後に、

その女の話をした。

 

そしたら、

 

あの家は空き家だったし、

10年以上、誰も住んでいないと。

 

でも見たと言い返したら、

 

今度は友達に2年生の時に

勝手に入って遊んだだろ、

 

と言われた。

 

俺は言われるまで

忘れていたが、

 

確かにあの時、

あの平屋に勝手に入った。

 

確かに空き家だった。

 

でも俺は見た。

 

絶対に見た。

 

そして昨日、

あの女が夢に出てきた・・・。

 

(終)

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