公衆電話からの電話

中学の頃、よく遊んでいた友達がいた。

 

そいつとはよく山に自転車で登って、

2ケツで後ろの方は後ろ向きで座って急降下したり、

(ブレーキが熱くなりすぎて利かなくなったときは

どんなジェットコースターより怖かった)

夏休みには迷宮組曲とかいうゲームを

一週間かけてクリアしたりと、

まあ毎日のように遊ぶ仲だったんだ。

 

ある日そいつと、どこで知ったかは忘れたが、

ある3桁の番号を公衆電話で押すと、

受話器を戻して少ししてから公衆電話から

電話がかかってくる、という情報を手に入れた。

 

たしか、開通したかを確認するための機能だったような。

 

実際試してみると確かにかかってくる。

(音はジリリリリンジリリリリンだかプルルルルンプルルルルンだか忘れた)

受話器を取っても何も起らなかった。

ただ結構不気味だ。

 

それで、2人して面白がって夕方から町中の公衆電話で

このいたずらをすることにした。

 

といっても田舎の町なので、公衆電話がある箇所は

かなりの間隔があった。

 

夏だったが、4、5箇所くらい周ってる間に

かなり暗くなった。

 

暗い中、ジリリリリンジリリリリンとなる公衆電話は、

それだけでかなり怖い。

 

2人して「ヤベッ、ヤベッ」言いながら、

いたずらしてた。

 

かなりテンションが高かった。

 

最後に街中の旧郵便局

(廃墟とまでいかないが、もう使われていない建物)

の前にある公衆電話まで行ったんだ。

 

ここはもう使われていないだけあって寂れてて、

街中のわりに結構怖い場所なんだ。

 

友達が電話ボックスの中に入って受話器を取って、

ボタンを押さないでいきなり焦って出てきた。

 

なんだっ?って思ったら、

 

そいつが、「女の悲鳴がっ!女の悲鳴が聞こえる!」

って言うんだ。

 

まじかよ・・・って思いながら、

自分も恐る恐る電話ボックスの中に入って

受話器を取ってみると、

「きゃああああああああああ」と甲高い悲鳴が・・・。

 

「うわっぁ!」って、かなりドキッっとして、

受話器を落としかけたんだが、ボタンを押してみたんだ。

 

そしたら、「きゃっ、きゃっ、きゃあああああああ」

ん?え?って思って、色々ボタンを押すと、

ボタンに合わせて声の高低が変わるわけ。

 

なんだよ!びびったじゃねぇか!って思いながらも、

タネがわかって笑ってた。

 

それで、その公衆電話にもいたずらして帰った。

あの受話器を取った人は相当びびると思う。

 

(終)

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