夜中の2時に感じる気配の正体

大学生活と、新しい下宿にも

慣れた頃の出来事。

 

週末の夜、

 

暇なのでインターネットを

繋げて遊んでいました。

 

時間が経つのも忘れて

やってたので、

 

気が付いたら

2時を回っていた。

 

「そろそろ寝ようかな」

 

と、ぼんやり考えていると、

何か気配がする。

 

自分一人しか居ない

部屋なのに・・・と思い、

 

ふと振り返ると、

 

いつもの殺風景な自分の部屋が

あるだけだった。

 

その日はそれだけで終わったが、

 

次の週末の夜も、

またその次の週末の夜も、

 

同じ時間に気配が・・・。

 

しかも、人が歩くように

ゆっくり近づいて来る感じでした。

 

怖いと思ったが、彼は

 

「正体を確かめてやろう」

 

と考え、

 

自分を中心に

部屋全体を撮れる位置に、

 

ビデオカメラを設置しました。

 

そして、夜2時過ぎ。

 

机とパソコンに向かう

自分の姿を撮影し、

 

「何か映ってないかな~」

 

と、テレビにビデオカメラを繋ぎ、

見始めました。

 

画面に映し出されたのは、

いつもの部屋と自分の姿。

 

些細な変化も逃すまいと、

目を凝らし見ていたけど、

 

何もおかしいものは

映っていなかった。

 

「やっぱり何も映ってなかったか~」

 

と、がっかりし、

 

ビデオカメラを取り外して

テレビの電源を切って、

 

再び画面を見ると・・・

 

暗転したテレビに自分の姿と、

そのすぐ後ろ・・・

 

息も掛かりそうな距離に、

 

恨めしそうに睨む、

男の顔があった。

 

(終)

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