廃墟となった病院へ行ったせいで 1/2

廃病院

 

2年ほど前、

(女)は友人3人(女)と、

 

幽霊が出ると有名な、

廃墟の病院跡に行きました。

 

ここはさすがに一歩

踏み込んだ時点で、

 

おかしいな・・・と思うほど

冷気に満ちていて、

 

夏だというのに私は

肌寒くなってきました。

 

しばらく階段も上り

進んでいくと、

 

病室が並ぶ病棟に出ました。

 

その階のナースステーションを

見た友人のAが、

 

「誰かが居た!」

 

と言いました。

 

これが始まりだったのです。

 

私達は怖くなったのですが、

 

やはり肝試しで来た事もあり、

怖いからと帰る気にもなれず、

 

その階を手分けして散策しよう

という事になったのです。

 

私はAと共にナースステーションを

中心に探索しようと、

 

詰め所に入って色々と

探っていました。

 

すると、

Aが私の肩を叩き、

 

血の気のない顔で

震えながら、

 

「Bが奥の病室に

入っていく時、

 

その後ろに付いていく

影が見えた・・・

 

と言うのです。

 

言い終わった後、

 

「肩ぶつけたの?」

 

と私に聞いてくるのです。

 

私は不審に思いながらも

右肩を見てみると、

 

何か泥水を付けられた

ような跡が、

 

白いTシャツにべったりと

付いているのです。

 

私はお気に入りのTシャツ

だった事もあり、Aに、

 

「ちょっとー!

 

さっきアンタが叩いた時に

こうなったんでしょ!」

 

と少し強い口調で言いました。

 

すると、

 

Aは何言ってんの?

という感じの顔で、

 

「肩なんて叩いてないけど?」

 

と言うのです。

 

私は怖くなって、

 

「こんな時にからかわないで!」

 

と怒ると、Aは、

 

「何時の話してんの?

本当に触ってないよ?

 

と真剣な顔で返してきました。

 

さすがに私は本気で

怖くなってきて、

 

とりあえずBとCを呼んで、

もう帰ろうと言いました。

 

・・・が、Aは、

 

BとCが入っていった部屋に

近づくのも怖いみたいで、

 

ナースステーションから

呼ぶ事にしました。

 

しかし、何度呼んでも

返事がありません。

 

私もAから影が付いていったと

聞いた後なので、

 

さすがに呼びに行けません。

 

何より、右肩が妙に

重く痛かったのです。

 

その時、Aが、

 

「携帯で呼ぼうか?」

 

とBに電話しました。

 

すると、

なんと着信音が、

 

反対側の通路の方から

聞こえてきたのです。

 

それだけでも不意打ちで

ビックリしたのに、

 

電話に出たのは明らかに

男性だったらしいのです。

 

Aが焦ってBに代わってと、

何度も言っていました。

 

諦めたのか、

電話を切ったAは私に、

 

「ねぇ、私達だけでも

逃げた方が良いかも・・・」

 

と言いました。

 

その時、電話に出たのが

男性だった事を聞きました。

 

もう、私達は怖くなって、

 

急いで階段に向かって

全速力で下りていきました。

 

病院から抜け出すと、

 

車まで全速力で走って

車に乗り込み、

 

少し余裕が出来てた私は、

 

「電話してみようか?」

 

と今度はCに電話しました。

 

すると、

Cはすぐ電話に出て、

 

「ちょっと~

 

Bが急に居なくなった

んだけど?

 

2人と一緒にいるわけ?

ウチだけ1人?

 

勘弁してよ~」

 

と意外に呑気で、

少し安心しました。

 

(続く)廃墟となった病院へ行ったせいで 2/2へ

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