廃墟となった病院へ行ったせいで 2/2

廃病院

 

とりあえずCには急いで

出てくるように伝え、

 

改めてBに電話しましたが、

繋がりません。

 

私達は車を病院のフェンス越し

まで近づけてCを待っていると、

 

しばらくしてCがふらつきながら

出てきました。

 

「どの部屋にもBが

いないって!

 

電話も繋がんないし、

ちょっとヤバくね?

 

どうする?」

 

とCが車に近づきながら、

大きめの声で話してきました。

 

とりあえずCを車に乗せて、

事情を聞きました。

 

Cが言うには、

 

奥の病室に2人で

入ろうとした時、

 

BがCの背中を何度も突くので

Cが振り向くと、

 

そこにはBは既にいなくて、

 

怖くなって私やAの所に

行ったのだろうと、

 

その時はそう思っていた

ようです。

 

そして、

私からの電話の後は、

 

Cは一人でひたすらBを探し

回っていたらしいのですが、

 

その時、

 

トイレから男性の話し声が

聞こえてきたらしく、

 

強者のCは、

 

個室を片っ端から開いて中を

確認していったらしいんだけど、

 

結局誰もいなく、

 

Bの名前を叫んでも

返事はなく、

 

とりあえず出てきたということ

らしいんです。

 

しばらくそこに車を止めて

3人で話し合ってると、

 

Bが泣きながら大急ぎで

車まで突っ走ってきました。

 

私達は安心して、

 

Bを迎え入れようとドアを

開けても入って来ず、

 

Bは泣きながら激怒

しているのです。

 

「ちょっと!

 

どういうつもりよ!

皆でシカトして!

 

何度呼んだと思ってんのよ!

 

しかも3人だけで帰るつもり

だったんでしょ!」

 

と叫んで、

そのまま倒れました。

 

私達は怖くなって、

 

急いで救急に電話して、

救急車を呼びました。

 

彼女はそのまま搬送された

病院で亡くなりました。

 

脳梗塞でした。

 

まだ26歳だったのに・・・。

 

しかも、

 

倒れてすぐに搬送されたのに、

手遅れだったというのです。

 

その時、

救急隊員に私は、

 

「肩どうしたの?」

 

と聞かれ、

 

思い出して右肩を

見てみると、

 

なんと、

泥だと思っていたのは、

 

どす黒くなった血のような

ものでした。

 

そして、

後で気付いたのですが、

 

Cの背中にも私と同じように、

 

ドス黒くなった血のような

小さな手形が、

 

無数に付いていました。

 

それから翌年、

Cが急性白血病で亡くなり、

 

その半年後にAが

交通事故で亡くなり、

 

生き残っているのは

私一人です。

 

その私も5月に脳梗塞で倒れ

右半身麻痺になり、

 

今もリハビリ入院中です。

 

しかし、

今は安心しています。

 

入院する前は家にいると

恐怖に震えていましたが、

 

入院していると何故か

不思議に怖くないのです。

 

病院は何かに

守られているのでしょうか?

 

とても不思議です。

 

自宅にいる時によく見た悪夢も、

見ないで済んでいます。

 

鏡に映る影に悩まされる

事もなくなって、

 

このまま入院ってのもいいかな、

とまで思っています。

 

亡くなった3人には悪いけど、

私は生き残れそうです。

 

(終)

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