反抗期の時に見た怖い夢と現実 1/2

ケーキ

 

俺が高校の頃に見た、

かなり鮮明で怖かった夢。

 

俺は、学校から帰る

途中だった。

 

その頃、

かなりの反抗期で、

 

親・・・いや、

 

家族全員が俺にとって

邪魔者という感じだった。

 

母はいつもおせっかいが

うるさくて、

 

何よりしつこい。

 

弟も弟でウザい。

 

父は何も言わない方なのだが、

 

母がいる時だけに限って

厳しくなる。

 

そんな家族に俺はだんだん

嫌気が差してきたのだ。

 

そして家に帰り着く。

 

「おかえりなさい。

ご飯出来てるわよ」

 

「いらねーよ」

 

そう言って、

俺は部屋に篭った。

 

いつもの事だ。

 

イライラし過ぎて、

腹も減らない。

 

俺はベッドに入り、

一人憂鬱になっていた。

 

そして寝ようとした時、

俺の部屋のドアが開いた。

 

何故か家族全員いる。

 

しかも、

みんな俺を見て、

 

いかにも作り笑いという感じで

ニヤニヤしている。

 

・・・もうイヤだ。

 

本当にウザい。

 

俺の眠りまでを

妨げる気なのか?

 

もう・・・ほんとイヤだ・・・。

 

すると、母が言った。

 

「ねぇねぇ、明日・・・」

 

「ウゼーんだよ!

毎日毎日!

 

お前らの顔なんて

二度と見たくねえんだよ!

 

早くドア閉めろ!」

 

俺は、ついにキレた。

 

家族は悲しそうな顔をして、

ゆっくりドアを閉めた。

 

はぁ・・・。

 

俺は再びベッドに潜り、

眠りについた。

 

気付くと朝になっていた。

 

どんなに家族の顔を

見たくなくても、

 

やっぱり飯だけは

食わなければ死ぬ。

 

俺は渋々、

居間へ行った。

 

母は、台所で朝飯の

準備をしている。

 

父は、新聞を広げて

読んでいる。

 

弟は朝からテレビに向かって、

アニメか何かを見ている。

 

俺は母に聞いた。

 

「飯は?」

 

母は振り返った。

 

・・・俺は言葉を失った。

 

母の顔が無い・・・。

 

まるでツルツルの

のっぺらぼうの様な・・・。

 

「もう少しで出来るわよ」

 

「うわあああ!」

 

俺は叫んだ。

 

それに驚いたのか、

 

父も弟も振り返って

俺を見てきた。

 

しかし二人とも、

やはりのっぺらぼうだ!

 

「どうした?」

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

俺は怖くて、

急いで家を出た。

 

そして、

しばらく走り続けた。

 

ハァ、ハァ・・・。

 

息を切らすと共に、

 

心臓は驚きのためか、

バクバクと鳴っている。

 

『あいつら化け物だ!

何で顔が無いんだ!?

 

街行く人たちはみんな

普通の顔なのに・・・!』

 

俺の心は恐怖に蝕まれた。

 

『あんなの人間じゃない!

 

あんなのとこれから一緒に

暮らせるわけがない!

 

あの化け物たちに、

何されるか分からない!』

 

俺の心は、だんだん

黒く染まっていった。

 

『殺らなきゃ殺られる!』

 

そう思った時、

 

俺の手元にはいつの間にか、

鋭い出刃包丁があった。

 

そして俺は決心して、

家の前に戻った。

 

『殺らなきゃ殺られる・・・』

 

俺の頭の中には、

その言葉だけが渦巻いていた。

 

(続く)反抗期の時に見た怖い夢と現実 2/2へ

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