怖話ノ館(こわばなのやかた)
2014-12-20 09:00 [怖 7巻]
リアル厨房だったときの話。
(リアル厨房とは、幼稚な発言や
自分を誇張したり、自慢というような
行動を行う者を指す蔑称)
家からちょっと離れた古本屋からの帰り道、
徒歩でテクテク歩いていた。
車の通りは多いけど、
あんまり人は歩いていない田舎の道。
交差点で信号待ちをしていた俺は、
視線を感じてそちらを見ると・・・。
レッカー車のような車の後ろに、
4台ほど乗用車を乗せてるトラック
の上に積んだ赤い車の助手席から、
なんか俺を睨む奴がいたんだよ。
当時、ちょっとドキュンだった俺は、
思わず睨み返して、
そのまま信号が変わるまで
睨み合ってたと思う。
信号が変わって、
そのトラックが走り出したので
睨み合いもそこで終わり、
俺はしばらく動けなくなった。
その赤い車、半分がぐしゃぐしゃに
潰れてたのよ・・・。
角度的に、信号で走り出すまで
その部分が見えてなかったんだな・・・。
無論そんなとこに人が乗ってるわけないし、
しばらく真夏だったのに鳥肌立ってたよ。
(終)
タグ:事故車, 助手席, 厨房, 田舎, 睨む
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