融合体 2/3
壁向いて立った横顔は、 白目を剥いて天井見上げて、 唇の端が少しだけ上がって ニヤついてるみたいで、 どっか壊れたような形相で ブツブツブツブツ何か呟き続けてて、 上手く言えない・・・
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壁向いて立った横顔は、 白目を剥いて天井見上げて、 唇の端が少しだけ上がって ニヤついてるみたいで、 どっか壊れたような形相で ブツブツブツブツ何か呟き続けてて、 上手く言えない・・・
・「みえるひと」な女友達Aの言では、 Bの身体を出入りしている何か普通の霊と 違うものがいる。 (寄生虫?居候?みたいな状態らしい) ・B本人は気づいてないが、 霊的なものは大抵それを避けるから、 Bは心霊・・・
伯父「お母さん、 どれだけやばいものかは 何となくわかったでしょう。 さっきも言いましたが、 棒を動かしてさえいなければ、 何とかなりました。しかし、 今回はだめでしょうな」 B母「お願いします。 何とかし・・・
すると、おっさんは身を引いてため息をつき、 Bのお母さんに言った。 伯父「お母さん、残念ですがね、 息子さんはもうどうにもならんでしょう。 わしは詳しく聞いてなかったが、 あの症状なら他の原因も考えられる。・・・
一度、お母さんのとこに戻ると、 さっきとはうって変わって、 静かな口調で聞かれた。 B母「あそこで何をしたのか 話してちょうだい。それで全部わかるの。 昨夜、あそこで何をしたの?」 何を聞きた・・・
山への方角にずらっと続く 柵を伝った先、しかも、 こっち側にあいつが張り付いていた。 顔だけかと思ったそれは、 裸で上半身のみ、 右腕左腕が三本ずつあった。 それらで器用に綱と有刺鉄線を掴んで・・・
オレ「お前の親父が言ってたの、 たぶんこれの事だろ」 A「暴れるとか無理。明らかにやばいだろ」 だが、Bは強気な姿勢を崩さなかった。 B「別に悪いもんとは限らねえだろ。 とりあえ・・・
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