怖 132巻（全20話）

  これは、本当にあった怖い話。   またこれらの事件には、ある一人の人物が深く関わっていた。   ◆１話（はじまり） 昭和５５年（１９８０年）のこと、高校生たちがアパートの一室で麻雀をして・・・

「躍っていた血だらけの女の幽霊」の続きを読む

  これは、石じじいから聞いた話です。   ある山の中に、『死にたくなる場所』があったそうです。   春先の清々しい晴れの日に山を歩いていたじじいは、急に死にたくなったと言います。 &nbs・・・

「山の中にあった死にたくなる場所」の続きを読む

  これは山梨県富士河口湖町にある、あの『青木ヶ原樹海』にまつわる話。   捜索隊の方なら知っていることだが、ここは自殺の名所ということで、年に一度捜索隊を出し、遺体を見つけては運び出しと身元の特定を・・・

「樹海で見つかる複数遺体の共通点」の続きを読む

  これは５０年ほど昔のことになるが、母が子供の時に体験した話。   当時、広島県の庄原という所に住んでいた。   夜になると父が町の方まで飲みに行き、酔っ払って帰って来れないことが何度もあ・・・

「狐に化かされると噂になった場所にて」の続きを読む

  これは、俺が小学生の時に体験した話。   ガキの頃って学年に一人や二人、ちょっと変わった同級生がいたと思う。   鼻くそを食う奴とか、授業中に鼻血を出す奴とか、泣くと椅子をブン回す奴とか・・・

「手にしたものは何でもポケットに入れる女の子」の続きを読む

  これは、１０年ほど前の体験話。   前に住んでいた家は、ちょっと京都では有名な料亭。   もう店は畳んでしまったけれど、１００年近くやっていたこともあってか怪談話なんてのは沢山あり、親か・・・

「扉の隙間から覗いていた両目の怪」の続きを読む

  これは、知り合いが体験した話。   夕暮れの山道を下山していると、背後より何かが大きな音を立てて迫ってきた。   振り向いて見ると、ガラガラと騒がしく、ヤカンが転がってくる。 &nbsp・・・

「背後から転がってきたヤカン」の続きを読む