怖 55巻（全20話）

  今日は４月１日。   そう、『エイプリルフール』だ。   その日、俺を含む男４人で酒を飲んでいた。   「そうそう、折角だからさ、嘘をつきながら話すゲームをしようぜ！」 &nb・・・

「エイプリルフールについた嘘が真実だとしたら」の続きを読む

  中学1年の夏でした。   私の祖母の一番上の兄、 泰造さんが亡くなりました。   といっても、   私は泰造さんとは ほとんど面識がなかったのですが、   夏休みとい・・・

「用を足して振り返ったその目先に」の続きを読む

  一人が青くなって、   「あっちは元来た方だ」   と喚いた。   頭上を覆う木の枝葉から 雨がぼたぼたと落ちてくる中で、   伯父たちは立ち尽くした。  ・・・

「子孫に伝え継ぐ鬼ゆすりの話 2/2」の続きを読む

  子供の頃、 伯父がよく話してくれたことです。   僕の家は昔から東京にあったのですが、 戦時中、本土空爆が始まる頃に、   祖母と当時小学生の伯父の二人で、 田舎の親戚を頼って疎開したそ・・・

「子孫に伝え継ぐ鬼ゆすりの話 1/2」の続きを読む

  先日、引っ越しをしたのだが･･･   部屋の押入れの隅っこに、 人形の首だけが転がっていた。   髪はボサボサで、 口にはセロテープが貼られてあり、   頬にはマチ針が3本刺さ・・・

「押入れの隅に転がっていた人形の首」の続きを読む

  友人から聞いた話。   麻子さん（仮名）は、   新宿から私鉄で一時間ほどの ところに住んでいる。   その日は連続していた残業が終わり、 土曜日の休日出勤ということもあって、・・・

「女性一人での深夜タクシー利用が危ないワケ」の続きを読む

  私の実家は産婦人科をやっています。   両親も子供に押しつけるような タイプではないのですが、   私もまた自然に産婦人科医となりました。   これはちょうど私が研修を終え、 ・・・

「産婦人科の救急にやって来た風俗女性の患者」の続きを読む