怖 57巻（全20話）

  高校生の頃、   学校にやたらと馴れ馴れしい 用務員のおやじがいた。   当時、まだタバコにうるさくなかったので、   校舎の日陰でセブンスターの ボックスを吸いながら、 &n・・・

「盗難を疑われた用務員のおやじ」の続きを読む

  冷蔵庫は錆（サビ）だらけで、 とても動きそうだとは思えない。   取っ手に手を掛け、 手前に引いてみる。   ガタッ。 ガタッ。   鍵がかかっているのだろうか。  ・・・

「なぁ、人肉館に行かないか？ 3/3」の続きを読む

  ヒンジ一つで繋がっていて、   ※ヒンジ 扉のちょうつがいのこと。   今にも取れそうなドアを開けた私たちは、 奥に続く廊下に出た。   5メートルほど先だろうか、 &nbsp・・・

「なぁ、人肉館に行かないか？ 2/3」の続きを読む

  「なぁ、人肉館に行かないか？」   夏休み。   私は休みを利用して、   久しぶりに実家のある長野県へと 帰ってきた。   普段は東京で働いているのだが、 実家は山・・・

「なぁ、人肉館に行かないか？ 1/3」の続きを読む

  親戚に不思議な子（A子）がいた。   2日に一回は既視感を体験するらしい。   どこかで見たことがある記憶が、 現実から若干遅れて再生されるアレだ。   ある日、  ・・・

「デジャブを頻繁に体験する不思議な子」の続きを読む

  私が高校三年生の頃、   こっくりさんやエンジェル様などが 流行りました。   でもみんな怖がりや、 そんなの馬鹿らしという人ばかりで、   うちの高校ではあまりやる人は いま・・・

「エンジェル様が答えかけた三文字」の続きを読む

  私の母は高圧的な性格で、 その上に自己中。   突然何かにキレだすと、   相手を屈伏させるような物言いで怒鳴り、 感情をそのまま相手にぶつける、   子供にしてみたら迷惑なモ・・・

「強く憎しみを込めて念じると」の続きを読む