呪う女 18/18
初めて『中年女』と会った場所。 俺達は黙り込み、ゆっくりと 明かりを燈しながら、あの木に近づいた。 あの日、中年女が呪いの儀式をしていた木・・・ 間近に寄り、明かりを燈した。 今・・・
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呪う女 (一覧)
初めて『中年女』と会った場所。 俺達は黙り込み、ゆっくりと 明かりを燈しながら、あの木に近づいた。 あの日、中年女が呪いの儀式をしていた木・・・ 間近に寄り、明かりを燈した。 今・・・
『おう!ひさしぶり!』 なつかしい慎の声。 俺はしばし慎と、最近どうよ? 的な話をした後、 淳が事故って入院したこと、その病院に 『中年女』が清掃員として働いていること、 『中年・・・
俺は自室のベットに横になり、一人考えた。 人間は、あそこまで変わることが出来るのか? 昔、鬼の形相でハッピーとタッチを殺し、 俺を、慎を、淳を追い詰め、 放火までしようとした奴が。 「ごめんね・・・
俺はドキッとし、 「あ、いや、帰ります!どーも・・・」 と言い、出入口に目をやると、 『中年女』はこちらに気付き、 ジィーっとこちらを見ていた。 「まったくっ!」 看護婦はそう吐き捨て、 再・・・
こっそり淳の病室に入ると、淳のベットは カーテンを締め切ってあった。 寝たのか?と思い、 そーっとカーテンを開けて、 隙間から中を覗いた。 「うわっ!」 淳が慌てて飛び起き、 「・・・
電話を切った瞬間、 何故か胸騒ぎがした。 『中年女』 淳の言葉が、妙に気にかかりだした。 電話を切った後、しばらく考えた。 まさか、今更『中年女』が現れるはずが無い・・・ それに・・・
玄関先から、 「オマエーっ!チクショー! オマエまで私を苦しめるのかー!」 と凄い叫び声が聞こえ、 足がすくんだが、 父が俺の肩を抱き、二人の警官に 取り押さえられた『中年女』の前に 俺は立っ・・・
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