猫が会議をするっていうのは本当だった
これは、猫にまつわる奇妙な体験談。
友達との飲み会の後、自分の家へ帰ろうとした時のこと。
近くの公園を通れば家まで早く帰れるなと思い、近くの公園を通った。
すると、公園の砂場の近くに何かいる。
何だろう?と見ると、猫の群集だった。
20匹ぐらいいただろうか。
あぁ、猫が会議をするっていうのは本当なんだなぁ、と思って公園を通っていると、「缶詰毎回同じで飽きる」と声がした。
ビックリして辺りを見回したが、周りには猫しかいない。
え?空耳か?と思えば、「うちのご主人ねぇ、この前Hな本をお母さんに見つかって怒られてたんだよ」とまた声が聞こえた。
さらに続けて「アッハッハッ」と談笑まで。
猫の方を見ると、何か笑っているような感じがする。
思わず俺はダッシュで逃げ帰った。
家に着くとすぐ、布団に包まりながら「今のは夢だ夢だ・・・」と思いながら寝た。
アレは俺が酔っていたからではなく、絶対に猫が人間の言葉で話していたに違いない。
ちなみに、自分も猫を飼っている。
あの出来事があってから、うちの猫に「俺の恥ずかしい出来事とかはあまり他所で話すなよ」と言い聞かせている。
そう言うと、うちの猫はキョトンとしているが、おそらく猫を被っていると思う。
(終)