今にも死にそうな人にだけ見える黒い影
これは、私の祖母と父の亡くなる前の話です。
二人とも、「夜、寝るのが怖い」と言っていました。
母から聞いたのですが、二人とも「何か見える」みたいなことを言っていたそうです。
死神みたいなものが見えたのでしょうか。
病院などで「黒い影を見た」という話を聞いたことがあるので、それと同じ類のものなのでしょうか。
昨日読んだ本に、ある霊能者のこんな談話が載っていました。
/ ここから談話の内容 /
死に瀕した身内の病室に、骸骨にマントを着て長い鎌を持った、よく言われたり絵で表現されている『死神』らしきものが視えた。
霊能者の立場上、珍しいから話しかけて色々と質問したら、「死んだ人を連れていくのは別の者の仕事。自分は人間に死神と呼ばれてはいるが、役割としては死にかけて魂やエネルギーが弱った人間に、死霊や妖怪の類が入り込んで体を乗っ取られないように、そういう者達から死にそうな人を死ぬまでの間、守っている。(要約)」と言っていた。
/ 談話ここまで /
実際には、こんなにべらべら話すのではなく、素っ気なく一言だけの返答だったそうです。
そういう者が近くにいるということは、お迎えに来る役割の人が『近々来る』ということなのでしょうか。
よく、「まだ役割が残っているのでまだ逝けませんと言うと、その鎌を持った人が部屋から去って快癒した」という体験談なんかも目にするので、いざそんな時がやってきたら、その黒い影にお願いするよう言ってみるとか、バカバカしいと思うかもしれませんが、やってみて損はない気がします。
(終)