コッケさんという地神さんの話 1/2

井戸

 

こけしの話が怖い

みたいですね。

 

あまり自分の出た地域のことは

言いたくないんですけど・・・。

 

私の田舎では

コッケさんと言って、

 

こけしのような呼び方をすると、

大人に相当怒られました。

 

中学に上がりたての頃、

半端なエロ本の知識で、

 

電動こけしという単語を

知ったクラスの友達が、

 

「こけし~こけし~」

 

と連呼しているのを

指副担に見つかり、

 

ボコボコと殴られていました。

 

大学に入って

初めて知ったのですが、

 

指副担(シフクタン)

なんていう役職は、

 

他の地域にないんですね。

 

指副担というのは、

生活指導副担という意味で、

 

特に何かの教科を担当していた

わけでもないです。

 

野球部のコーチみたいな感じで

毎日学校には出てくるのですが、

 

大体、用務員室で茶を飲んで、

定時前には帰るような感じでした。

 

学校行事の中で、

踊りみたいなものは、

 

指副担の先生が

指揮を執っていました。

 

運動会では必ず、

 

メイポールの祭りみたいな踊りを

伝統的にやらされてたのですが、

 

これは指副担の先生の

独壇場でした。

 

メイポール祭り(五月祭)(wikipedia)

 

列が乱れたり、

 

ポールから引いたリボンが

弛んだりすると怒るような。

 

組体操より断然、

こっちが大事でした。

 

体育教師の数倍、

やな感じでした。

 

高校に上がり、

地元の青年会に入ると、

 

コッケさんのあらましを

聞かされるのですが、

 

それも、まぁ・・・

 

コッケさんという地神さんは

伝統だから、

 

行事は守らないといけない

みたいな感じの話で、

 

要領を得ません。

 

地域に大きな寺社や

宗教施設は無いし、

 

中学高校にもなると、

 

さすがに色々と変な噂が

立っていました。

 

○○中学の裏にある井戸が本尊で、

毎年一人が生贄にされる。

 

高校を卒業して町に出る時は、

井戸に後ろ髪を納めさせられる。

 

噂は噂でしたけど、

実際に私がいた頃は、

 

後ろ髪を伸ばした奴が

多かったです。

 

単なるヤンキーだったのかも

知れないですけど。

 

今は帰らないので、

どうか分かりません。

 

現在、同郷の女の子が近くの

マンションに住んでいて、

 

その女の子の叔父さんが

指副担やってたので、

 

聞いてみました。

 

私たちがコッケと呼んでいるのは、

「固芥」と書くらしいです。

 

明治に入ってすぐの頃、

飢饉と水害の土砂崩れで、

 

村が外部との交通を

遮断されたまま、

 

ひと冬放置されたことが

あったそうです。

 

12月28日のこと、

(旧暦かどうか不明)

 

知恵の遅れた7歳の子供が、

 

どこかの村の地区の

備蓄していた穀物を、

 

水に戻して食べてしまった

そうなのでした。

 

その子供は、

 

村の水番が妹との間に

作った子供で、

 

(本当かどうかは

分かりませんが、

 

水車小屋のような場所が

あったので、

 

すぐそういう性的な噂が

立てられた)

 

水番が罪を犯すと

翌年は日照りになる、

 

という迷信が、

まだ残っていました。

 

水番は責任感が強かったので、

 

子供を殺して村に詫びようと

したそうです。

 

実際に「子供を殺せ」と書いた、

 

無記名の手紙を投げ入れる

ような嫌がらせが、

 

すぐ始まったそうです。

 

水番に不利に扱われていた

家も多かったし、

 

穀物の管理責任は

水番にあるので、

 

そういうのが起きても仕方ない

状況ではあったそうです。

 

(続く)コッケさんという地神さんの話 2/2へ

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