怖話ノ館(こわばなのやかた)
2014-12-13 12:00 [怖 5巻]
大学の夏休み、
一人旅をしていたときのことです。
18切符を利用した無計画な旅で、
その土地には遅い時間に着きました。
宿を探すのも面倒で、
駅近くのネットカフェに泊まることにしました。
横になれるタイプのボックス席を選びましたが、
鍵もない上に扉の下に10センチほど隙間があり、
外から覗かれそうで落ち着かなかったので、
外から開けられないように荷物や足で
バリケードを作り、横になりました。
旅の疲れか、すぐに寝入ってしまったのですが、
夜中の2時くらいでしょうか・・・、
足に痛みを感じて目が覚めました。
視線を感じ、扉の上を見てみると
40代くらいの痩せた男が覗き込んでいたのです。
私が驚いて飛び起きたら
男はすぐにいなくなりました。
飛び起きてすぐさま立ち上がって
辺りを見回したのですが
男は見当たりませんでした。
寝ぼけていたのかと思い、
そのまま寝ようとしたのですが、
無理に開けようとした扉の跡が
私の足にくっきりと残っていました・・・。
(終)
タグ:ネットカフェ, 宿泊, 痩せた男, 足
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