神様は人間の都合なんて考えてくれない
これは、母の実家が氏子になっている神社の話。
そこでは毎年、敬老の日にお祭りをしていました。
敬老の日が9月の15日から第3月曜日に変わった年の翌年、氏子さんたちが相談した結果、今まで毎年15日にやっていたお祭りを、祝日にあたる20日に合わせてずらして行うことになりました。(祝日の制度が変わった年は偶然にも15日が第3月曜日だったので翌年の事)
日にちをずらしたのは、「お祭りは朝から晩までかかるので、勤め人の都合もあって・・・」という事らしかったのですが。
しかしその一年間、氏子さんたちの間から、死人がボロボロと出ました。
どうやら、神様は人間の都合なんて考えてくれなかったようです。
その結果、「次の祭りを15日にやらないのなら、うちは参加しないぞ!」との声が続出して、結局は次の年からお祭りの日は15日に戻されました。
この話を母から聞かされた時、昔からなんか怖いと思っていた神社だっただけに、妙に納得してしまいました。
さらに私は、『あそこの神様ならやるかもしれん』と思ってしまいました。
似たような話が他の田舎にも結構あったりするのかな?
あとがき
実はこの神社、大変に御利益があるらしいのです。
耳の病気を治すことに関してはエキスパートだと近所では評判です。
力がある神様だからこそ、逆に怒りを買うと怖いということなのでしょうか。
ちなみに、祭神は国狭槌尊(くにさつちのみこと)です。※リンク先はWikipedia
調べると、天地が生まれて二番目の神様ということで名前が上がっていました。
耳と関係ないようですが・・・。
(終)
月も日も人間か勝手に決めたもの。
旧暦から今の暦になった時点で月日はずれているんだが。
なるほど。
旧暦から暦変わった時も死人は出たのか、前倒しになった分にはオッケーだったのか…。(あれ?旧暦のほうが1ヶ月くらい遅い、で合ってる?)