無人の神社に居たモノ 4/4

<Cさんより聞いた話>

 

(特定されない程度にぼかして

記載している箇所があります)

 

彼女の実家の神社(A神社とする)は、

 全国に同じ名前の神社がある。

 つまり、総本社の分社。

 

彼女の一族は、

 元々は別の神社(B神社とする)

 管理してきた一族。

 

B神社は今もあるが、

 現在その直接的な管理は、

 B神社がある地域の

 町内会が行っており、

 

 彼女の実家は、

 それをサポートする立場。

 

B神社は決して大きくはないが、

 延喜式神名帳にも記載されていた、

 それなりに歴史のある式内社。

 (少なくとも千年以上)

 

B神社は、全国的に見ても

 少し特殊な神社。

 (主祭神と建築様式の2点において)

 

ある神様を祀っているが、

 その神様を主祭神としている神社は、

 全国でB神社のみ。

 

B神社は、平安時代以降のある時代に、

 戦乱だか災害だかで一度消失し、

 近年に再建された歴史を持つ。

 

その空白期間、彼女の一族が

 どうしていたかというと、

 

 当代の神職を依巫として祀ってる

 神様を降ろして、

 代々引き継いできた。

 

 (満10歳になった時に、

 次代の神職を確定させるために、

 神降ろしの儀式があり、

 

 その後は、当代と次代の間で

 取り決めたタイミングで、

 もう一度神降ろしをして、

 世代交代を行う。

 

 世代交代の時期が決まってないのは、

 儀式的なしきたりよりも、

 確実に引き継ぐことを重視したため

 だと思うとの事)

 

一方、彼女の一族がそうまでして

 その神様への信仰を守ったのは、

 

 B神社のある地域一帯に、

 物凄く強力な力を持った何かがいて、

 

 (人間にとって都合の悪い、

 神様レベルのモノなのかも、

 とはCさんの推測)

 

 それを封じる役割を、

 その神様が担っていたからとのこと。

 

神社が再建されたのは、

 表向きには神仏分離令が出た後に、

 その地域にも由緒正しい

 神社があったことが分かり、

 

 これはぜひ再建するべきとの

 機運があったため、とのことだが、

 

 その地域の鎮守として、

 B神社が無かった空白期間が

 長かったため、

 

 定期的に彼女の一族が

 封じるための儀式を

 行ってきたけれども、

 

 それでは抑えきれず、

 封じてた何かの悪影響が

 出るようになっていたから、

 とのこと。

 

それを表す証拠が、

 再建された時の建築様式に

 現れており、

 

 いくら由緒正しいとは言え、

 田舎の小さな一神社には

 ありえない特徴があり、

 

 その再建した時代に、

 その神社が重要視されていた

 ことが分かる。

 

再建後は、B神社は

 鎮守としてきちんと祀られ、

 (収穫祭ではあるが秋祭りもある)

 

 定期的にその神社で

 儀式を行っているため、

 その何かは封じられていると事。

 

以上のような経緯で、

Eさんは神様の一部を常時、

降ろしているような状態で、

強力に守護されている。

 

そのためEさんの周りは、

Eさん自身の体を舞台装置(依巫)とした、

 

一種の神域のようなものになっている、

とのこと。

 

よってEさんにとっては、

俺に憑いている程度のものを

祓うのは大したことでは無い、

 

というわけだそう。

 

場合によっては、

Eさんがこの飲み屋に着いただけで、 

憑いていたものは消滅してるかも、

とCさんは笑っていた。

 

それを実感する

エピソードとしては、

 

Cさんが小学生の頃、

弟が神降ろしの儀式を行った

(弟が次代に確定した)翌日から、

 

今まで通っていた小学校で

視えていた色んなものが、

 

それ以降、全く見えなくなった事

を挙げていた。

 

Cさんが中学生になった後、

一年後に弟が中学校に通い始めた時にも、

同じことが起こり確信したという。

 

そんな話をしているうちに、

Eさんが飲み屋にやって来た。

 

Cさんから話を聞いた後だったが、

1年ぶりに会ったEさんは、

 

俺には普通の今時の

イケメン兄ちゃんに見えた。

 

E「久しぶり。姉さんから電話で聞いたけど、

なるほど、ちょっと『障られて』るね」

 

そう言うとEさんは、

俺の頭を軽くポンっと叩いて、

 

E「よし。これで大丈夫」

 

「へ!?もう終わりですか?

もっとこう、祝詞的なものとかは

必要ないんですか?」

 

(『ハァー!!』みたいな、

気合的なものとかも無かった。

本当に軽くポンと頭を触られただけ・・・)

 

E「ないないwこれでOKだから」

 

C「うん。頭から伸びてた紐みたいなのが

もう視えないから、大丈夫」

 

物凄く拍子抜けしたが、

その後3人で飲んで家に帰って寝たが、

例の夢はもう見なかった。

 

翌日、入院しているAとBについても、

Eさんに祓ってもらった。

 

AとBが怪我したものの、

最終的にみんな無事だったので良かった。

 

得られた教訓としては、

無人の神社には近づくなって事。

 

(終)

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