怖 95巻（全20話）

  もう１０年くらい前の話になる。   知り合いのツテで画像編集のバイトを紹介してもらった。   フォトショップを使った事があれば難しくない内容で、給料がやたら良かったので即決した。 &nb・・・

「写ってたら消しといてね」の続きを読む

  昔、陸上自衛隊に所属していた時の話。   前期教育といって、まず入隊したら３ヶ月の新人教育を受ける。   俺が入隊した時期は年をまたいでいたので、宿舎なんかの大掃除をした。  ・・・

「壁に貼られていた御札を剥がしてから」の続きを読む

  これは、俺が大学生だった１０年くらい前、自称霊感の強い後輩の多川（仮名）と古いリサイクルショップへ行った時の話。   リサイクルショップと言っても、築３０年は経っていそうなボロボロの外観の骨董品屋・・・

「その店の中に入った瞬間、嫌な予感がした」の続きを読む

  これは、３０年程前に友人が体験した、洒落にならない実話。   当時、大分下火になっていたものの全国的に心霊ブームで、週刊誌でも『心霊写真コーナー』なるものが普通にあった。   女子大生だ・・・

「心霊写真が撮れたと思って雑誌に投稿したが」の続きを読む

  我が家には『いわくつきの人形』がある。   ばあさま曰く、明治時代に夭折された若様を模して作られた由緒あるもので、その若様が人形に入っていらっしゃるそうだ。   ※夭折（ようせつ） 年が・・・

「いわくつきの人形が盗まれたが１ヵ月後に」の続きを読む

  高校時代の冬の事。   朝４時に学校へ行き、部室で一人テスト勉強をしていたことがあった。   そして、まだ暗いうちに朝ご飯を買いにコンビニへ行こうと思い立ち、学校近くの繁華街にあるコンビ・・・

「私が顔を近づけて覗いていたのは実は･･･」の続きを読む

  俺が小さい頃に母親は家から出て行った。   だが、どうやら再婚していたようだ。   あちらの家族にはその事実は秘密らしいが、暇だったので「養育費を貰いに」という口実で会いに行ってみた。 ・・・

「出て行った母親が再婚したので会いに行った」の続きを読む