部屋を借りて数日で逃げ帰ってきた兄

ユニットバス

 

今から6年前の話。

 

兄が築5年程度のワンルームマンションを借りた。

 

住み始めた翌日、

 

初めての一人暮らしを心配した母が

兄の携帯に電話すると、

 

「ちょっと気味の悪い事があったけれど、

それほど気にしていない」

 

みたいな事を言っていたらしい。

 

それから一週間も経たないうちに、

兄が早朝に実家へ帰ってきた。

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忘れられない初めての一人暮らしとなる・・・

兄いわく、

 

夢なのか現実なのか分からないけれど、

毎晩“何者かに首を絞められる”との事。

 

(相手の表情は見えず、

腕しか見えていなかった)

 

そして、気を失ったのか寝入ったのか

分からないけれど、

 

朝目覚めると部屋中に線香の匂いが

充満していたらしい。

 

そして、実家に帰るキッカケになった

出来事が起こる。

 

また首を絞められるのは変わらず、

相手の表情も見えなかったが、

 

ただ目を逸らして横に動かすと、

 

微かに目の端には多くの人の足が見え、

ベッドを囲んでいたのではないかとの事。

 

それから意識を失い、

目覚めて実家に帰ってきた、と。

 

結局、二週間も実家に居座る事になり、

兄は戻りたくないの一点張り。

 

家賃を無駄に払うのも勿体無いので、

 

母が不動産屋へ退去の旨を伝えて

荷物の引き上げと掃除を兼ね、

 

確かその週の土曜日に兄と母と俺とで

マンションへ向かったんだ。

 

部屋に入り、

 

荷物をダンボールに詰めて

部屋の端にまとめ、

 

タンスなどを空にして、

翌日に引越業者に運んでもらう準備も整った。

 

既に二時間ぐらい経った頃、

 

風呂場から「わあっ!」と、

母の悲鳴が聞こえたんだ。

 

行ってみると、

風呂桶の中には髪の毛がビッシリ。

 

ふと壁を見ると、

長い髪の毛が所々に引っ付いてあった。

 

掃除役の母もショックで後退りし、

 

兄はビビってダメだったので、

俺が仕方なく髪の毛を取り除く事になった。

 

壁に付いている髪の毛は水で流せても、

 

風呂桶の髪の毛は深さにして

1~2センチくらい積もってあり、

 

排水溝が詰まりそうだし流せないしで、

 

ゴム手袋を付けた上で髪の毛を掴み取って、

ビニール袋に詰めて捨てたんだ。

 

あんなことって本当にあるんだな・・・と思い、

部屋探しは慎重にすることを学んだ。

 

K県Y市のあのマンションに、

あれから何人の人が住んだのか・・・

 

本当に不気味な出来事でした。

 

(終)

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