隣の部屋に住む先輩の変貌

ナイフを振りかざす

 

先月に実際あった出来事です。

 

僕は会社の寮に入っていて、

 

そこの寮が築50年はありそうな、

かなりボロイところ。

 

間取りは6畳と4畳半の部屋に、

キッチンと風呂。

 

壁がめちゃくちゃ薄くて、

 

隣の住人がAVを見ていると、

卑猥な音が丸聞こえの状態。

 

僕は結構夜遅くまで起きている人なので、

音にはかなり気を遣って暮らしていました。

 

僕は性の処理をしてからじゃないと

寝れないので、

 

決まって夜1時頃にハッスルするのが

日課となっていました。

 

そんな毎日を繰り返していたある日。

 

隣の部屋に住んでいる先輩から、

相談したい事があると言われて・・・

 

仕事帰りに居酒屋へ寄る事にしたんです。

 

先輩は仕上げなきゃいけない

書類があったため、

 

僕だけ先に居酒屋へ行きました。

 

携帯をいじりながら

2時間くらい待っていると、

 

先輩がようやく到着しました。

 

しばらくの間はビールを飲みながら

仕事の愚痴を言い合っていたんですけど・・・

 

先輩がふと黙ったと思ったら、

 

真剣な顔つきで僕の顔を

じっと見てくるんです。

 

一向に話し出す気配がないから、

 

「あの・・・何かあったんですか?」

 

と先輩に訊いてみたんです。

 

そしたら先輩がいきなり、

 

「お前、俺に言うことないか?」

 

って・・・

 

いきなりすぎて、「えっ?」と一瞬、

時が止まりました。

 

言っている事の意味が

さっぱり分からなかったから、

 

「いやちょっと・・・

どういう意味ですか?」

 

と逆に訊いたんです。

 

「お前は俺に言うことあるはずだろ!」

 

と、かなり凄みながら

俺に言ってきたんですが、

 

普段は酒癖の悪い人でもなく、

そんな事を言われたことも無かった。

 

何より俺自身が

全く皆目見当つかなかったため、

 

「本当に何の事か分からないんですけど。

俺、なんかやらかしました?」

 

と先輩に言ったら、

 

しばらく黙り込んだ後に

いきなり笑顔になって、

 

「まぁ気にすんなよ!

飲もうぜ!」

 

と、はしゃぎ始めたので、

何か釈然としない思いもありながら、

 

また何を言い出すか分からない

雰囲気もあったため、

 

少し飲み直した後に、

 

明日も仕事ありますし帰りますかと言って、

その後すぐ家に帰ったんです。

 

0時を過ぎた頃ぐらいで、

酒も入っていて少し眠くなってきたため、

 

日課を済ました後に寝ようと思い、

 

ジーパンを下げてワッショイワッショイ

していたわけですが、

 

その最中に呼び鈴が鳴ったんです。

 

こんな夜中に誰だよ以前に、

 

ワッショイ中に出る気は全くせず、

無視してワッショイを継続したんです。

 

その後、扉のドアを叩いてきて、

 

「おーい、寝てるんかー。

おーい、おーい!」

 

と結構粘っていました。

 

声で「あ、先輩か」と分かったんですが、

構わず俺はワッショイ継続中。

 

ちなみに俺の部屋は

3階の真ん中付近にあり、

 

先輩の部屋が左隣。

 

右隣は所属課が違い、

特に仲良くもない人で顔見知り程度。

 

俺がワッショイに集中していると、

 

右隣の部屋でも同じように先輩が

ドアを叩いているみたいでした。

 

「あれ?先輩って○○さん(右隣)

仲良かったっけ?」

 

とは全く思わず、

ワッショイに集中していたんですが、

 

○○さんの叫び声と共に、

 

先輩の「殺したんぞ!」という

怒号の声が聞こえてきて・・・

 

その事態に、

僕の息子も大人しくなってしまい、

 

これはやべー!と思い、

 

急いでジーパンを履き、

ドアを開けて右隣を覗き込んで見ると・・・

 

先輩が手にナイフを持って

立っていました。

 

その下に、

○○さんがうずくまっているんです。

 

ナイフを持った先輩と目が合い、

これはやばい殺られると悟り・・・

 

ドアを閉め、鍵を掛けました。

 

その直後、

ドアノブがガチャガチャガチャと回り、

 

外で先輩がドアを思いっきり

蹴ってきました。

 

ドアの外では、

 

しきりに「開けろ!殺すぞ!」

と叫んでいて、

 

俺も負けじと「警察呼んだぞ!」

と叫びました。

 

ここで「はっ!そうだ警察だ!」

と我に返り、

 

急いで警察に連絡しました。

 

警察に連絡し、

 

簡単に事情を説明しながら

早く来てくれと頼むと、

 

すぐそちらに警察が向かいますから

落ち着いて下さいと言われた。

 

その間も、

先輩は外で喚き散らしていました。

 

警察が到着するまで、

電話でずっと話していました。

 

玄関以外で侵入経路はあるか?とか、

 

うずくまっていた男の人は

何処を抑えていたか?、

 

どのような状態だったか、など。

 

しばらく話していると、

サイレンの音が聞こえてきました。

 

2~3分経つと、

 

外から「大丈夫ですか?!」

という声が聞こえてきた。

 

ドアを開けると、

警察と救急隊の人が○○さんを囲んでいた。

 

○○さんはお腹を刺されたらしく、

すぐに病院へ搬送された。

 

先輩は警察が駆けつける前に、

居なくなっていたらしい。

 

その後しばらく、

警察の事情聴取を受けていました。

 

後日、

先輩は捕まった。

 

聞いた話によると、

 

先輩は仕事関係で病んでいたらしく、

その時に薬に手を出してしまい・・・

 

被害妄想が強くなり、

僕らに殺されるとか、

 

僕らが先輩の事を付回しているという

妄想に陥ったらしい。

 

生涯忘れられない経験をしたと思います。

 

(終)

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