心霊スポットと言われる地下に行ってから 4/4

すると先輩Bが、

「お前が怒らせたからちゃうんか」

等と言い出しました。

 

「怒らせたって、泊まったから?」

 

先B「なんかしたんちゃうんか」

 

「寝ただけやがな」

 

先B「それで怒ってんのちゃうんか」

 

私は「幽霊を?」と、

少し笑いながら尋ねると、

 

先輩Bは急に「もういやや」と頭を抱え、

タバコを吸いだしました。

 

私は少し呆れながら、

先輩Aに「どうする?」と尋ねました。

 

先A「お祓いしてもらうしか

ないんちゃうんか」

 

「あんなもんアテになるんかいな」

 

先A「だってそれしかないやろうが」

 

「怒ってんねやったら、

謝ったらええんちゃうん」

 

先A「誰によ」

 

「○○(心霊スポット)行って、

幽霊に」

 

先A「おい、また行くんか!?」

 

「だって家帰って、ジャージとかが

また出てくるかどうか分からんし」

 

先A「絶対嫌や、行くんだったら

一人で行けや」

 

「別に来いゆうてへんがな」

 

というやり取りをして、

 

「また(友人)

叫び出したら電話して」

 

と先輩Aに頼み、

 

私は自分の家に車を取りに戻り、

廃墟へ向かいました。

 

夜中だった事もあり

自分で運転してみると、

 

廃墟へ向かう山道は

中々際どいカーブなどがあって、

 

一層危険に感じました。

 

一度道を間違えましたが、

なんとか昨日の廃墟に着いた私は、

 

そこでライト等を、

何も持って来ていないことに

気付きました。

 

とりあえず外側から

廃墟に向かって、

 

「すいませんでしたー」

 

と少し大きめな声で

一声かけました。

 

が、何も反応はありませんでした。

 

「なんか反応してよ・・・」

 

と独り言をつぶやいた反面、

 

「俺なにやってんねやろ」

 

と少し気恥ずかしい感じ

でもありました。

 

私は携帯電話の明かりを当てながら

廃墟を歩き回り、

 

「一晩泊まったからって、

そんな怒らいでもええやんかー」

 

「帰れーゆうてくれたら、

歩いてでも帰ったのにー」

 

と、誰もいないのに、

 

独りで言い聞かせるように

話しました。

 

正直、ほとんど明かりもないのに

行くのは嫌だったのですが、

 

『やっぱり地下なんかなあ・・・』

 

と思った私は、

地下に向かうことにしました。

 

地下に向かうと、

前には感じなかった人の気配を

一気に感じました。

 

「おおっ、これは・・・おるなあ」

 

と、気丈に振舞うためか

わざと口に出し、

 

「いきなり後ろに立ってる

とかはやめてね」

 

と言いながら、

地下の真ん中辺りまで歩きました。

 

ほとんど何も見えず真っ暗でしたが、

そこで立ち止まり、

 

「もう来えへんから。ごめんね」

 

と、誰かに言うように言い、

少し待ちました。

 

しかし何も起きず、

更に10分くらい待っていると、

 

気配もなんとなく

無くなった感じがしました。

 

なので最後に、

 

「出てくるんはええけど、

俺のとこだけにしてね」

 

と言い、地下を出ました。

 

車に戻り、

 

少しだけ廃墟の外観を眺めた後、

山を降りるため車を走らせました。

 

運転しているのに

足を掴まれては適わないので、

 

出来るだけスピードを落として

走行していました。

 

すると今度は、

後部座席から肩を掴まれました。

 

最初は掴むだけで、

どんどん爪を立ててくるような

感じでした。

 

私は「いったぁ・・・」と言いながらも、

事故を起こさないよう、

 

出来るだけ安全に、

気にしないよう車を走らせました。

 

どんどん爪を食い込ませる力が強まり、

痛みは次第に大きくなっていきました。

 

そして、いつまでも爪を立ててくる

その手に腹が立ち、

 

広めの道路の脇に車を止め、

 

「ちゃんと謝ったやんけ、

調子のんなハゲェ!!」

 

と怒鳴り、

後ろを振り向きました。

 

暗いながらも、

もの凄く剣幕な顔をした女性が、

 

私の肩に手を伸ばしているのが

見えました。

 

心の中では、

 

うわぁ・・・こっわぁ~~・・・

と思いながらも、

 

その女性を真っ直ぐ見つめ、

「なんやねん」

と機嫌が悪そうに言うと、

 

爪を立てる力がかなり緩くなり、

 

やがて触れられている感触も

なくなりました。

 

とりあえず私は、

 

「いや、ホントすみませんでした。

もうあそこ行かないですから」

 

と言い、

 

「じゃあ僕は前向くんで、

その間にどっか行ってね。お願い」

 

と言いながら、

前を向いて車を走らせました。

 

曲がり道も減って、

かなり安全になってから

後ろを振り返ると、

 

その女性はいなくなっていて、

ホッとしました。

 

二日後、また先輩Aから

電話がかかってきて、

 

友人が叫び出したと言われ、

友人宅へ向かいました。

 

私は、横になって叫ぶ友人を

見下ろしながら、

 

「もうええってお前。落ち着け」

 

と声をかけても、

一向に叫び止まないので、

 

「お前ホンマ、静かにせえへんと

本気で殴るでー。はい5、4、3、」

 

とカウントすると、

友人は静かになりました。

 

「何やお前それ、

くだらん演技すなよ」

 

と呆れたように言う私に、

 

友人「演技じゃない。

急に意識が戻った」

 

と訴えかけてきましたが、

私にはどちらでもよく、

 

その後は友人が、

 

とり憑かれたかのように

叫び出す事はなくなりました。

 

お話は以上です。

 

今でもたまにおかしなものが

見えたりしますが、

 

私は元気です。

 

(終)

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2 Responses to “心霊スポットと言われる地下に行ってから 4/4”

  1. YUTO N より:

    長い怖い話って、心臓に悪い、、、

  2. あおば より:

    終始冷静だなおいwwww

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