隠岐のコトリバコ 1/8

※ご注意

妊娠中の方は、この話を読まないほうが良いと言われています。また差別的要素もあり、精神的にかかる負荷がとても大きい内容のため、どなた様も閲覧する場合は十分にご注意ください。

(怖話ノ館ブログ管理人)

 

この話は霊感の強い友達の話。

 

その友達は

中学生の時からの付き合いで、

30手前になった今でも

結構頻繁に遊んだり、

飲みに行くような間柄。

 

そいつの家は、

俺らの住んでるところでも

かなり大きめの神社で、

神主さんの仕事を代々やってて、

 

普段は普通の仕事してるんだけど、

正月とか神事がある時とか、

結婚式とかあると、

そういった副業(本業かも)

やってるようなお家。

 

普段は神社の近くにある

住居に住んでいます。

 

で、その日も

飲みに行こうかってことで、

とりあえず俺の家に

集合することになったんです。

 

先にそいつと、

そいつの彼女が到着して、

ゲームしながらもう一人の女の子を

待ってたんです。

 

その神社の子をM、

遅れてくる子をS、

俺のことをAとしますね。

Mの彼女はKで。

 

しばらくゲームしながら待ってたら、

Sちゃんから電話がかかってきたんです。

 

S「ごめんちょっと遅れるね、

面白いものが納屋から見つかって、

家族で夢中になってた~

 

Aってさ、

クイズとかパズル得意だったよね?

面白いもの持って行くね!

もうちょっと待ってて~~~」

 

ってな感じの内容でした。

 

40分くらいしたころかな、

Sちゃんがやって来たんです。

 

その瞬間というか、

Sちゃんの車が俺ん家の敷地に

入った瞬間かな、

 

Mが「やべぇ。これやべぇ。

やべ・・・どうしよ・・・

父ちゃん今日留守だよ」

って言ったんです。

 

「ん?Mどうしたが?

また出たんか?」

 

K「大丈夫!?またなん?」

 

M「出たってレベルのもんじゃ

ねぇかも・・・はは・・・Aやべぇよこれ、

Sちゃん・・・まじかよ」

 

Mは普段、

霊感あるとかオバケみるとか

神社の仕事とか、

 

あまり話題には出さないんですが、

たまにこうやって怯えてるんですよ。

 

俺もSもKも、

そのことは知ってるんですが、

Mが突っ込んだ話されるのを嫌がるので、

普段はあまり話題にしません。

 

Sちゃんが俺の部屋まで

上がってきました。

 

Mは顔面蒼白って感じで、

 

M「Sちゃんよ・・・

何持って来たん?出してみ・・・」

 

S「え?え?もしかして私、

やばいの持って来ちゃった・・・

のか・・・な?」

 

M「うん・・・」

 

S「これ・・・来週、

家の納屋を解体するんで、

掃除してたら出てきたん」

 

そういってSちゃんは、

木箱を出したんです。

 

20センチ四方ほどの木箱でした。

 

電話でパズルって言ってたのは、

このことだろう。

 

小さなテトリスの

ブロックみたいな木が、

組み合わさって

箱になってたと思う。

 

M「それ以上触んなや!

触んなや!!」

 

その瞬間、

Mはトイレに猛ダッシュ。

 

おぅえぇええ・・・ぅぇえええ・・・

嘔吐の声が聞えてきました。

 

Kがトイレに行って、Mの背中を

さすってやってるようでした。

(良い彼女だ・・・)

 

一通り吐き終えたMが戻って来て、

携帯を取り出し電話をかけました。

 

M「とうちゃん・・・コトリバコ

・・・コトリバコ友達が持って来た。

俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、

じいちゃみたく出来んわ・・・」

 

Mは泣いてました。

とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・

 

それほど恐ろしいことなんでしょう。

俺も泣きそうでした。

 

M「うん、付いちょらん、箱だけしか見えん。

跡はあるけど、のこっちょらんかもしらん。

うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ。

シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?

中に三角ある。シッポウ。

間違いないと思う、だって分からんが!

俺は違うけん!」

 

なにやら専門用語が色々出てたけど、

繰り返して言ってたのは、

コトリバコとシッポウ。

 

もっと色々言ってたけど忘れました。

・・・ごめん。

 

M「分かったやる。やる。

ミスったら祓ってや、

とおちゃん頼むけんね」

 

Mは、ここで電話を切りました。

 

最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、

しゃくりあげながら「よし」と正座になり、

自分の膝のあたりをパシっと叩きました。

 

もう泣いてませんでした。

なにか決意したようで。

 

M「A・・・カッターか包丁貸してごせや」

(「ごせ」ってのはうちらの方言で、

~してくれとかの語尾)

 

「お、おい、何するん!?」

 

「誰か殺そうっちゅうじゃない、

Sちゃん祓わないけん。

Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが

無理な話かもしらんが、怯えるな!

KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!

 

怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!

俺が居る!怯えるな!怯えるな!

 

なめんな!俺だってやってやら!

じいちゃんやってやら!

見てろよくそ!くそぉおおおおお!」

 

Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように、

咆哮をあげていました。

 

Sちゃん半泣きです・・・

怯えきってました。

 

俺もKも泣きそうです。

ほんとにちびりそうだった・・・

 

S「分かった、分かった、

がんばっでみる」

 

俺もSもKも、

なにやら分からないけど、

分かった分かったって言ってました。

 

(続く)隠岐のコトリバコ 2/8へ

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