童謡「さっちゃん」に隠された話

「さっちゃんはね、

さち子っていうんだ本当はね」

 

誰もが一度は聞いたことがある

童謡「さっちゃん」。

 

しかし、

 

この歌には悲しい話が

隠されているという。

 

それは2番の歌詞にある、

 

「だけどちっちゃいから、

バナナを半分しか食べられないの」

 

という部分と、

3番の

 

「とおくへいっちゃうって

ほんとかな」

 

の箇所にあるという。

 

2番の「バナナを半分・・・」

のところは、

 

大好きなバナナを食べようとした

さっちゃんが、

 

バナナを急いで食べようとして、

のどに詰まらせて死んでしまい、

 

3番の「とおくへいっちゃう・・・」は、

 

天国へ行ってしまうさっちゃんを

歌っているのだ。

 

この名曲といわれる童謡は、

 

さっちゃんという

一人の不幸な少女を歌った、

 

悲しい歌なのである。

 

この他にも、

 

「この歌の本当の意味を知って

しまったあなたのところに、

 

今日の夜さっちゃんが現れて、

あなたを連れ去ってしまう」

 

という話もある。

 

検証

実は、童謡さっちゃんには

モデルとなった人がいる。

 

それは、

 

作詞者の阪田寛夫さんが

幼稚園に通っていた頃の

 

ひとつ上の学年にいた、

 

足が速くていつの間にか

引越ししてしまった女の子、

 

歌にしたものなのだ。

 

バナナを半分しか

食べられない理由は、

 

もちろん幼いから。

 

とおくへいっちゃう理由は、

 

天国ではなく、

 

別の土地への引越しが

原因である。

 

つまり、

 

この童謡は歌詞通りの

普通の歌なのである。

 

童謡「さっちゃん」の歌詞

1、

さっちゃんはね

さち子(こ)っていうんだ

ほんとはね

 

だけど ちっちゃいから

自分(じぶん)のこと

さっちゃんて呼(よ)ぶんだよ

 

おかしいな さっちゃん

 

2、

さっちゃんはね

バナナが大好(だいす)き

ほんとだよ

 

だけど ちっちゃいから

バナナを半分(はんぶん)しか

たべられないの

 

かわいそうね さっちゃん

 

3、

さっちゃんがね

とおくへいっちゃうって

ほんとかな

 

だけど ちっちゃいから

ぼくのことわすれて しまうだろ

 

さびしいな さっちゃん

 

本来は3番までしかない

童謡「さっちゃん」。

 

だが、

次のような4番があるという。

 

4、

さっちゃんはね

ふみきりで足(あし)を

なくしたよ

 

だから おまえの足(あし)を

もらいにいくんだよ

 

今夜(こんや)だよ さっちゃん

 

(終)

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