いつもより酷いラップ音につい怒鳴ってしまった
これは、部屋で不思議なことが起きた時の話。
昼になると、なぜか全く同じ位置から『ラップ音』が聞こえる。
※ラップ現象|参考
誰も関与しないまま、「誰もいない部屋や、何も存在しない(ように見える)空間からある種の音が発生し、鳴り響く」とされる現象で、超常現象、心霊現象といわれるものの一つである。(Wikipediaより引用)
それも毎日だ。
木造の家だからかな?と全く気にしていなかったが、ある休日にベッドで昼寝をしていると、いつもより酷いラップ音で目が覚めた。
その時は少し色々あって傷心状態で、あまりに煩かったので「うっせえ!静かにしろよ!」とかなりキツめに怒鳴ってしまった。
その瞬間、ピシピシと鳴っていたラップ音が急に止まった。
若干不思議に思いながらも、「あー、やっと眠れる」と思って瞼を閉じたが、静かになりすぎて逆に眠れなくなり、「なんだか少し悪いことしたかな・・・」と罪悪感を覚えた。
なので、「別にそこまで静かにしなくていいから」と言ってみたら、「・・・パキ」と短いラップ音が鳴った。
その後、どうしてそんなことを言ったのかも今ではよく分からないが、「ずっと願っていた夢が叶わなかったんだ・・・」と愚痴り始めると、相槌を打ってくれているかのように「パキ」、「ピシ」と音が鳴った。
本当に人が返事をしてくれているみたいだった。
一通り話し終えて、「聞いてくれてありがとう、さっきは怒鳴ってごめんね」と言うと、「ピシ」と音を立てた後、もう二度とラップ音が鳴ることは無かった。
あれは一体なんだったんだろう。
(終)
初歩的な霊界通信ですね。貴方は出来ればもう少し込み入った質問をするべきでした。