予言を伝える祖父の母
祖父は霊感の強い人で、
寝ていると亡くなった母親が
夢枕に立って、
色々とこれからの事を
伝えていったそうです。
母が言うには、朝食の席で、
「昨夜は母親がこんな事を言いに来たよ」と。
その予言を家族に話すことが、
何度かあったとか。
予言の一つに、
「○子(私の母)はもうじき大阪大学を出た
男の人と結婚するよ」
というのがありました。
その頃付き合ってる人もおらず、
結婚する意思も全く無かった母は、
「何をバカなことを・・・」
と思っていたそうですが、
その数ヶ月後に社内恋愛で大阪大学出身の
私の父と結婚したのです。
祖父は亡くなる数日前に
病室で母に向かって、
「昨夜、母さんが夢枕に立った。
いつも何か言うのに何も言わなかった」
と不思議そうに言ったそうです。
きっと曾祖母は、祖父がいつも予言を
私達に話すことを知っていたから、
私達が悲しまないようにあえて、
何も言わなかったのかな・・・
と思っています。
(終)
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