ふくろさん 4/5
僕は手にした懐中電灯の光で、 袋を色々な方向から照らして見た。 やっぱり針だらけだ。 そこで気付いたのが、 袋の口を縛る赤い糸、 その結び目にも 一本の針が通してあった。 &nb・・・
「2015年2月」の記事一覧(5 / 14ページ)
僕は手にした懐中電灯の光で、 袋を色々な方向から照らして見た。 やっぱり針だらけだ。 そこで気付いたのが、 袋の口を縛る赤い糸、 その結び目にも 一本の針が通してあった。 &nb・・・
主「ええよええよ、わかっとる。 前にも、君らの様な若者らあが、 興味本位でやって来たことがあったきよ。 まあ君らは礼儀正しい方やけんどな。 ちゃんと、事前に連絡もくれたしな」 ど・・・
主「さっきは『ふくろさん』って言うたけんど、 名前なんてあって無い様なもんやけぇ。 これには。 うちの親父なんかは、 ハリネズミさま言うとったわ」 社の屋根に手を乗せて 神主さんが言う。 &n・・・
大学二年の春だった。 その日、僕は朝から 友人のKとSと三人で、 オカルトツアーに出掛けていた。 言い出しっぺは 生粋のオカルティストK君で、 移動手段はSの車。・・・
S「・・・やっぱバイクと車じゃ 感覚が違うもんなんだな」 Sの口調は、 今日の新聞を読んで 感想を言う時のそれだった。 僕は金魚の様に口を閉じたり 開いたりしていたと思う。 &n・・・
K「うおおっ!?」 誰かが奇声を上げた。 悲鳴では無く、奇声。 Kが戻って来たのだ。 彼は僕の背後に居るナニカを 見たに違いない。 ただ、その奇声のおかげで、 &n・・・
今までは前座だったのか。 二階に上がる。 ・・・キィ、キィ、キィ・・・ 音がする。 一階に居た頃よりもはっきりと。 僕「・・・さっきから、何の音だろう?」 と僕は呟・・・
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