狐狗狸さん 3/3
Sが長い長い溜息を 一つ吐いた。 S「こっくりさんこっくりさん。 365×785は、いくつだ?」 その言葉は、 まるで砂漠に咲く一輪の花のように、 不自然で且つ井然としていて。 ・・・
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なつのさん (一覧)(11 / 14ページ)
Sが長い長い溜息を 一つ吐いた。 S「こっくりさんこっくりさん。 365×785は、いくつだ?」 その言葉は、 まるで砂漠に咲く一輪の花のように、 不自然で且つ井然としていて。 ・・・
K「でーはー、始めますか」 Kはそう言って、 ビデオカメラのスイッチを入れた。 K「んじゃあ・・・はいっ。 こっくりさん、こっくりさーん。 Sはあと何分でここに来ますかねー?」 ・・・
季節は秋で、当時僕は 大学一回生だった。 長い長い夏休みが終わって 数週間が過ぎ、 ようやく休みボケも回復してきた とある日のこと。 時刻は昼過ぎ一時前。 友人のK・・・
S「・・・河童というものが、昔、 貧困ゆえに間引きされた子供の暗喩だ、 という話は聞いたことがあるか?」 Sは一体何を言っているのだろうか。 S「そうして間引かれた子供のことを、 水子と言う」・・・
K「・・・さてさて!果たして 水はあるのでしょうか!?」 場の雰囲気を盛り上げようとしてか、 井戸の傍でKがわざと大きな声を出す。 僕は少し笑う。 ちょっとだけ和んだ。 K「では・・・
K「おい、ちょっとお前ら、手を貸せ。 この蓋あけっからよ」 僕とSは嫌々だったが、 力を合わせて三人で蓋を開ける。 すんごい重い。 蓋をずらした瞬間、 冷蔵庫を開け・・・
その日、僕は友人Sの 運転する車に乗って、 県境の山奥にあるという 廃村に向かっていた。 メンバーは三人で、 いつも通り。 運転手がSで助手席に僕。 もう一人、後部・・・
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