蛍 2/4
たき火の火に誘われてか、 小さな虫たちがテントの周りに 集まって来ていた。 蠅を一回りでかくしたような虫に、 腕や足などを何箇所か噛まれて痒い。 K「テジロちゃんだな」 &nbs・・・
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たき火の火に誘われてか、 小さな虫たちがテントの周りに 集まって来ていた。 蠅を一回りでかくしたような虫に、 腕や足などを何箇所か噛まれて痒い。 K「テジロちゃんだな」 &nbs・・・
八月。 開いた窓から吹き込んでくる風と共に、 微かに蝉の鳴き声が聞こえる。 時計は午後六時を回ったところ。 陽はそろそろ沈む準備を始め、 ラジオから流れてくる天気予・・・
以前、どこかで聞いたことがある。 雨は、そのたった一度で、 驚くほど多くの生き物の命を奪うと。 生を失うのは、大抵は小さな生き物だ。 その一つ一つの魂が、 発光する小さなくらげと・・・
外は相変わらず水をたっぷり吸った 重たい雪が降っていた。 空は灰色。 遠くの山を白く霞み、その中を 黒い服に身を包んだ人々が動いている。 まるで、出来の悪いモノクロ映画の ような・・・
二礼二拍一礼は分かるのだが、 その前の榊の置き方だ。 何やら回転させているように見えたが、 距離があるのと、背中で隠れてしまうため、 よくわからない。 私の番が来るまでに、ちゃんと見て 覚えて・・・
しかし、その時の私には、 そんなことに気を取られている余裕は、 これっぽっちもなかった。 次「そうだなー・・・、 あいつを一番嫌ってんのは、 兄貴か親父だよ。たぶん。 俺はまだ、ほとほとガキだ・・・
「わざわざ、どーも」 彼の言葉に、私は無言で 短く礼を返した。 彼とは話したことは無いが、 初対面ではない。 この家で一度か二度、 顔を合わせている。 彼はくらげの・・・
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