日常に潜む奇妙な兆しと結末
これは、自営業を数年間していた時の話。 毎朝早く起きて、まだ子供だった娘と仕込み作業をしていました。 その日も仕込みでオニオンスライスを作っていたら、指先に痛みを感じて見ると、少・・・
「2024年9月」の記事一覧
これは、自営業を数年間していた時の話。 毎朝早く起きて、まだ子供だった娘と仕込み作業をしていました。 その日も仕込みでオニオンスライスを作っていたら、指先に痛みを感じて見ると、少・・・
3つ上の姉は、小さい頃から「何かの蓋を開けると時々そこに変な景色が見える」という。 その景色は、風に揺れる緑の草原の向こうに小高い丘があって細い木が一本立っている、そして空は青く風が強いのか白・・・
これは、私の祖父の母国にいた親族の話。 雨の日に傘をさして歩いていると、どこからか鐘の音が聞こえ、葬列に出会った。 教会に向かう人が皆『白い薔薇の花』を持っているのを見て、教会で・・・
ある日曜日の昼過ぎ、縁側に敷布団を敷き、2歳の息子を胸に乗せて昼寝をしていた。 しばらく経った頃、胸に“息子以外の重み”がグッとのしかかったのを感じた。 ・・・
これは、歯医者に行った時の体験話。 その日は徹夜明けで、ボケーっとしたまま歯医者に行った。 親知らずの抜歯のために最初に麻酔をしたのだが、麻酔が効くまでの少しの時間にウトウトして・・・
これは今から10年前の、俺がまだ学生だった頃の体験話。 毎日に退屈していた俺は、“何か非日常的なものを見たい”という思いから、2人の友達と3人で『青木ヶ原の樹海』へと向・・・
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