怖話ノ館(こわばなのやかた)
2016-8-31 08:30 [怖 67巻]
駅前で突然、髪の長い男に、
「トイレ貸してください」
と声をかけられた。
怖かったから無視して、
そのまま早歩きで家に向かいました。
玄関前で振り返ると、
その男はいません。
ほっとして部屋に入ると、
私と二人で暮している妹は、
まだ帰って来ていませんでした。
駅前の男の事がまだ気味悪かったので、
『駅前に気味の悪い長髪の男が居たから
気をつけてね』
と妹にメールしたんです。
私はすぐにお風呂に入りました。
うちはユニットバスなので、
シャワーカーテンを閉めて
湯船に浸かりました。
間もなく妹が帰宅したようでした。
私は湯船から大きめの声で、
「大丈夫だった~?
変な男、居たでしょ~」
と呼び掛けましたが返事は無く、
すぐユニットに入ってきました。
私たち姉妹は普段から、
片方がお風呂、
もう片方が便座に座って、
シャワーカーテン越しに
その日の出来事をよく話すので、
私は駅前の気味の悪い男の出来事を
話し始めました。
すると、
シャワーカーテンの向こうから、
ジョボジョボジョボジョボジョボ・・・
と用を足した音のあとに、
「トイレありがとう」
それは、男の声でした。
(終)
タグ:トイレ, 変質者, 駅前, 髪の長い男
名前
上に表示された文字を入力してください。
Δ
特に注目度が高い過去の記事をピックアップしています。
(2025年7月)の新規投稿のうち、閲覧が最も多かったベスト5記事です。
(2025年11~12月)の新規投稿のうち、閲覧が最も多かったベスト5記事です。
新しい記事を投稿時にツイートでお知らせしています。
(2025年9~10月)の新規投稿のうち、閲覧が最も多かったベスト5記事です。
(2025年8月)の新規投稿のうち、閲覧が最も多かったベスト5記事です。
Copyright (C) 2026 怖話ノ館(こわばなのやかた) All Rights Reserved.
このページの先頭へ