聞いてはいけないご法度の話 1/2

最初に言いますが、

 

この話を聞いたりすると、

本当に何かしらの事が起きます。

 

怖い話が好きでも自分の身に

降りかかるのは嫌だという人は、

 

絶対に見ないでください。

 

文字で伝える事での影響が

あるかどうかは分かりません。

 

しかし、

言葉で直接伝えると、

 

間違いなくと言うほどに

霊的現象が起きてしまいます。

 

人に話す時は必ず何度も、

相手に了承を得て下さい。

 

また、本文が実話かどうかは

確証はありませんが、

 

自分たちの身に起きた事は

真実です。

 

これは去年の夏、

 

友達と4人で

怪談をした時の話です。

 

友人は、Y、K、Sとします。

全員、中学の頃からの仲間です。

 

飲み会の帰り、みんなでY宅で

飲み直した時のことです。

 

Yが「凄い話を仕入れた」と言うので、

早速Yから怪談が始まりました。

 

その話が今回の、

洒落にならない話です。

 

なるべく記憶を思い出して、

Yが話した通りに記します。

 

またYも、

 

聞いてもその後の責任は取れんよ、

と言ってました。

 

「俺も、ちゃんと聞いて

なかったんだけど、

 

この話はオチも無いし、

よく分からない話なんだ・・・」

 

と言い、

話を始めました。

 

バイト先の人から聞いたそうです。

 

昭和の初めか、

大正の頃の話です。

 

茨城県のある村か町に、

エツコという女性がいました。

 

歳は二十くらいの女性を

想像すればいいらしいです。

 

明確には歳も分からないので・・・。

 

その女性がある日、

村の外れで死んでいたそうなんです。

 

その遺体というのが異常で、

 

首が曲がったり、

片方の腕は無かったり、

 

着衣も身に着けていなかったそうです。

 

とにかく、直視が出来ない

遺体だったようです。

 

殺人事件だったようですが、

目撃者などは無く。

 

また、昼間で人通りもそこそこある

通りでの事件だった。

 

結局、謎のまま、

解決出来なかったそうです。

 

葬儀も済んだ頃、

 

エツコさんの家で、

手紙が見つかったそうです。

 

それは、こんな内容でした。

 

今の言葉やなまりなどで、

言葉は現代風だそうです。

 

「私が間違っていた。

 

私はやはり地獄に落ちるだろう。

 

悔しい。

悔しい。

 

きっと、もう済んだ事になる」

 

という、エツコさんの手紙。

 

エツコさんの友人に

親が聞いても、

 

エツコさんには親しい男性は

いなかったと言います。

 

その後、

なぜか手紙は消えて、

 

また、死んだ場所には

小さな社というか、

 

お墓のような祀るものが

造られたそうです。

 

そして、その村では

エツコという名前は禁止となり、

 

この話もタブーとなったらしいです。

 

以上がこの話の大筋ですが・・・。

 

Yはこの話を聞いた後、

こんな体験をしたそうです。

 

それは、聞いてから

3日後くらいの夜に起きました。

 

寝苦しく、

夜中に起きたそうです。

 

何かを飲もうと起きた時、

 

目の前の床に、

妙なものを見たそうです。

 

そして、嫌な音と声を・・・。

 

ズリズリと音がして、

 

「ウウウゥウゥッゥウゥゥ」

 

という、声がしたそうです。

 

目を凝らすと、

 

そこには暗闇の中で

這いずり近づいて来る、

 

中年くらいの男性の

上半身のみだったそうです。

 

Yの部屋はベッドのすぐ横に

ドアがあった為、

 

すぐ部屋を出られて、

 

兄を叩き起こして、

もう一度部屋を見たそうです。

 

その時にはもう、

何も居なかったそうですが。

 

その後、変わったことは

ないそうなのですが、

 

Yに話したバイト先の人も、

 

毎日、頭痛や耳鳴りに

悩まされたそうです。

 

一週間くらいで

治ったそうですが。

 

そして、

 

この話を聞いた自分にも、

あることが起きました。

 

それは、

聞いてから3日目でした。

 

私の家は、外階段を使って

自分の部屋へ行くのですが、

 

なぜかその日は鈴の音が

耳に聞こえてきました。

 

その外階段を通ると、

聞こえてくるのです。

 

周りを見ても、

 

鈴はもちろん、

風鈴もありません。

 

7階に住んでいるので、

通行人の持ち物でもないようです。

 

気味悪いのですが、

あまり気にしませんでした。

 

そんな日が

3日くらい続きました。

 

そして、

 

その3日目の

最後は夜。

 

なぜか、パッと

目が覚めました。

 

4時くらいでしょうか・・・。

 

私は寝る時に暑いのが嫌なので、

クーラーをつけて寝ていました。

 

クーラーには冷房を示す、

青いランプが光っています。

 

そして、そのクーラーの下に

姿見の鏡があるのですが、

 

その姿見に、

ランプで青白くなった、

 

白い服を着た女性が

立っていたのです。

 

・・・つまり、

 

私の頭の先の方に

立っているのです。

 

ヤバイ!と思い、

ガバッと起きました。

 

金縛りなどには

かかっていませんでした。

 

見ると、やはり居ます。

女性です。

 

大声を出そうにも、

 

なぜか喉がカラカラで、

声が出せませんでした。

 

すると、女性はスーと前に進み、

鏡の中に消えました。

 

いや、中に消えたと言うか・・・

鏡の前で消えたのです。

 

その夜は、

 

下の階で朝まで一睡もせず

テレビを見てました。

 

恐怖心というよりドキドキが強く、

 

信じられないものを見たって感じで、

とても寝ることなんて出来ませんでした。

 

そして、

その夜のうちに、

 

友人たちに電話で

この事を話しました。

 

すると、

 

KとSも、怖い体験に違いはあれ、

やはり何らかの事が起きていました。

 

(続く)聞いてはいけないご法度の話 2/2

 

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