公衆電話の夜 3/3
そいつの口が動いた。 ゆっくりと上下に開く。 『ただいま』 声はそいつの口から 聞こえてきたのではなかった。 僕の耳に当てた携帯から。 もちろんKの声じゃない。 『・・・
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なつのさん (一覧)(12 / 14ページ)
そいつの口が動いた。 ゆっくりと上下に開く。 『ただいま』 声はそいつの口から 聞こえてきたのではなかった。 僕の耳に当てた携帯から。 もちろんKの声じゃない。 『・・・
Kは二十円くらいしか 入れてなかったのだろうか。 どうしよう。 Kの携帯に直接掛け直そうか。 そんなことを考えているうちに、 僕の手の中で携帯が振動する。 Kからに違いない。 &・・・
ことの始まりは、ある夏の夜。 深夜十一時を過ぎた頃に突然来た、 友人Kからの一通のメールだった。 K『これから電話来ると思うけど。 それ、俺だから』 僕はその時、 自宅のベッドの・・・
トイレに入った瞬間、 僕ははっとする。 洗面所の鏡の前で、 Kがうつ伏せで倒れていた。 急いで駆け寄る。 Kは、ぐうぐう眠っていた。 気絶していたと言ってあげた方が・・・
それから僕ら三人は並んで ガードレールに腰掛け、 崖側に足を伸ばして座っていた。 僕はボケーっと空を見上げ、 Sは腕を組んで目を瞑り、 Kはせわしなく周りを見回している。 K「や・・・
深夜十一時。 僕とSとKの三人はその夜、 地元では有名な とある自殺スポットに来ていた。 僕らの住む町から二時間ほど 車を走らせると太平洋に出る。 そこから海岸沿い・・・
その瞬間、 せきを切った様に走り出していた。 そうだ。 あんたがたどこさ。 そうだった。 僕は走る。 誰も居ない学校に向かって。 走りながら呟く。 「あんたがたどこ・・・
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