怖話ノ館(こわばなのやかた)
2015-4-16 17:00 [怖 19巻]
俺が小学生の時の
話なんだけど。
友達の祖父が、
細い竹で鉄砲の作り方を
教えてくれてた。
実際作ってみよう
ってことになって、
子供4人だけで
山に入ったんだよ。
わいわい騒ぎながら
歩いてたら、
2階建てでボロボロの
古い家が見えた。
地元なのに、
そんなのがあるなんて知らなくて、
好奇心で入ろうってことになった。
中は外見以上に荒れてて、
包丁が床に刺さってたり、
食器類が散乱してたりで。
急に住人がいなくなった
みたいに見えた。
人形の腕だけが落ちてたり・・・。
1階をうろうろしてたら、
一人が気持ち悪いって言って
うずくまった。
顔が真っ青で、
ガタガタ震えてて、
何かヤバイって思い始めた。
その時、
無造作に床に置かれてた
黒電話が鳴り出した。
全員叫んで走って逃げ出した。
一気に山を駆け下りて
民家が見えた時、
本当に安心した。
誰も話そうとしなかったんだけど、
多分、全員聞いてたんだと思う。
黒電話が鳴った直後、
2階から駆け下りてくる
足音がしたのを。
具合が悪くなった奴は、
変なうめき声と耳鳴りが、
ずっと聞こえてたらしい。
中学に入って、
この話を思い出して
祖母に言ったら、
二度と山に入るな!
って言われた。
誰も教えてくれないんだが、
どうやら山の家のことは
タブーってやつらしい・・・。
(終)
タグ:タブー, 古い家, 山, 足音, 黒電話
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