怖話ノ館(こわばなのやかた)
2015-12-7 12:00 [謎怖 7巻]
ある日の夕方。
僕が自分の部屋で
本を読んでいると、
突然、窓をバンバンと
叩く音がした。
びっくりして振り返ると、
友達のB君が興奮しながら
窓を叩いていた。
B「A君!開けて!開けて!」
僕(A)が慌てて窓を開けると同時に、
物凄い勢いでB君が話し出す。
B「あのさ、ついさっきの
話なんだけど!」
僕「ちょ、ちょっとB君、
その前にさ・・・」
B「まあ聞けって。
さっき、自転車に
乗ってたんだよ。
河原走ってて・・・」
僕「・・・うん」
B「しばらく走ってて、
何かおかしいな~って思って
自転車降りたらさ・・・」
僕「どうしたの?」
B「自転車の鍵のチェーンを
掛けたまんまだったんだよ!」
僕「え?」
B「だ~か~ら~、
チェーンが掛かってて
タイヤが回らなかったの」
僕「・・・?
それでどうやって
走れるの?」
B「分かんないよ。
その時までは走れたんだよ。
でもさ、
その後はダメだった」
僕「ダメって?」
B「チェーン掛かってる
って事に気付いたら、
走れなくなっちゃった」
僕「そうなんだ・・・」
B「無意識だから
出来たのかなぁ・・・。
あ、A君、
さっき何か言いかけて
なかったっけ?」
僕「え?!・・・あ、
うん・・・あのさ・・・」
B「?」
僕「・・・ここ5階なんだけど、
B君どうやってそこに
立ってるの?」
(終)
タグ:マンション5階, 友達, 窓を叩く
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