怖話ノ館(こわばなのやかた)
2015-4-5 12:00 [怖 17巻]
トルルルル・・・・・・・・。
夜中に携帯が鳴る。
しかも真夜中3時だ。
ほっといて10秒ほどすると、
自動的に留守電になり、切れた。
寝ぼけ眼で着信を見ると、
知り合いのSだ。
頭にきて、文句を言おうと
かけ直してみる。
すると、聞き慣れない
年輩の声が聞こえる。
「・・・・・・もしもし」
拍子抜けして、
答え返す。
「あれ?・・・Sじゃないですか?」
「はい?・・・
Sさんは2時間前に交通事故が原因で
先ほど亡くなりましたました。
わたしは●●警察の
交通課の者です。
失礼ですが、
ご友人の方ですか?」
しばし絶句した。
「今しがたその携帯で、
この番号にかけましたか?」
「・・・かけてませんけど。
私も、遺品のジャケットが震えてるんで、
何かと思ったら携帯が出てきて・・・」
なにか、狐につままれた
ような気がした。
遺族も帰ってしまったところ
だという。
とりあえず明日、
またかけ直すということで、
警官と話をして
電話を切った。
切った直後、
携帯の『留守電有』の表示が
出ているのに気づいた。
恐る恐る、
再生電話番号を押してみた。
「●月●日、午前1時25分1件です。
ヴワァァァァァァァァーーーーー!!」
普通の人間なら
息が続かない3分間、
音声が割れるほどの
絶叫が続いている。
気味が悪くなって、
すぐに消した。
Sが知らせたかったのは
ダイイングメッセージではなく、
「死の瞬間」
そのものだったのだろうか・・・。
(終)
タグ:携帯, 死の直前, 深夜, 留守電, 絶叫
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